- 2013.09.30
- 小型で低消費電力を特長とする32ビットマイコン「RX110グループ」を発売
ルネサス エレクトロニクス株式会社(代表取締役会長兼CEO:作田 久男、以下ルネサス)は、このたび、ルネサスの32ビットマイコン「RXファミリ」における超低消費電力版「RX100シリーズ」の第二弾製品として、健康機器等のバッテリ制御機器への応用に最適な「RX110グループ」33品種を製品化しました。本日より順次サンプル出荷を開始します。
新製品は最大動作周波数32MHz(メガヘルツ)の高性能32ビットCPUを搭載した製品で、小ピン(36ピン~)/少メモリ(8KB フラッシュメモリ~)を特長とした、RXファミリの中でも最も小型な製品で、USBを搭載した上位機種「RX111グループ」との完全下位互換を保ち、USBの要/不要に応じ使い分けることが容易となっている上、上位機種である「RX600シリーズ」、「RX200シリーズ」ともCPUコア、周辺機能ともに高い互換性があるため、ユーザーの開発期間の短縮に貢献できる点が最大の特長です。
また、スタンバイ時350nA(ナノアンペア、注1)の超低消費電力、4.8μs(マイクロ秒、注1)の高速スタンバイ復帰、1μs(注1)で変換可能な12ビットA/Dコンバータ等の性能を提供するほか、4mm×4mmの小型パッケージにも対応します。
新製品のサンプル価格は、メモリ容量が最も小さい8KB搭載のLGA 36ピンパッケージ の製品で1個あたり150円からとなっており、2014年3月から量産開始、2015年12月には100万個を生産予定です。